本文へ

文字サイズ変更

  • 標準
  • 特大
HOME Q&A 一覧
ワクチンの安全性と副反応

ワクチンの安全性と副反応

ワクチンの安全性の確保のため、どのような取り組みをしていますか(審査の厳格性など)。
臨床試験の結果などに基づいて、ワクチンの安全性についての審査が行われます。国内でのワクチン接種の開始後は、副反応を疑う事例について、専門家による評価を行います。
これまでに認められている副反応にはどのようなものがありますか。
注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み等がみられることがあります。稀な頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生します。
副反応は1回目の接種後より2回目の接種後の方が強いと言われるのはどうしてですか。
1回目のワクチン接種でいくらか免疫がつくことで、2回目の接種の方が、免疫反応が起こりやすくなるため、発熱や倦怠感、関節痛などの症状が出やすくなります。
ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬を飲んでもよいですか。
ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬で対応いただくことも考えられますが、特に下記のような場合は、主治医や薬剤師にご相談ください。
ワクチンを接種して1週間くらい経ってから、腕にかゆみや痛み、腫れや熱感、赤みが出てきました。どうすればよいですか。
発疹がかゆい場合は、冷やす、あるいは抗ヒスタミン剤やステロイドの外用薬(軟膏等)を塗ることで症状が軽くなります。ワクチンの副反応であれば、数日で改善します。
ワクチン接種後に脇のリンパ節が腫れました。注意すべきことはありますか。
ワクチン接種後に、接種した側の脇や首などのリンパ節が腫れることがありますが、時間の経過とともに自然に治ります。乳がん検診は、ワクチン接種前に受けるか、ワクチン接種後に受ける場合は、リンパ節が腫れている原因について誤った判定がなされないよう、検診医にワクチン接種を受けたことを伝えるとよいでしょう。
アレルギー反応が心配されている、ポリエチレングリコール(PEG)やポリソルベートが含まれる医薬品にはどのようなものがありますか。
日本で承認されているポリエチレングリコールを含むワクチンは、ファイザー社、モデルナ社及び第一三共社の新型コロナワクチンですが、ポリソルベートを含むワクチンは複数存在します。
アナフィラキシーではどのような症状が出ますか。治療法はありますか。
皮膚症状、消化器症状、呼吸器症状が急に起こり、血圧低下や意識レベルの低下を伴う場合もあります。薬の注射などで治療します。
接種後の「失神」や、その原因ともいわれる「血管迷走神経反射」とは何ですか。
血管迷走神経反射は、緊張やストレスなどで起きる、血圧の低下、脈拍の減少などのことです。「失神」とは、意識を一時的に失うことをいいます。
ワクチン接種後にくも膜下出血や急性大動脈解離が起きたと聞いたのですが、ワクチンとの関連はあるのでしょうか。
現時点において、ワクチンを接種した人の方が、接種していない人よりも、くも膜下出血や急性大動脈解離が起こりやすいという知見はありません。くも膜下出血や急性大動脈解離は、偶発的に起こりうることから、ワクチン接種後に起きた場合でも、それだけで、ワクチンが原因で起きたというわけではありません。
ワクチン接種後に血栓症が起きると聞いたのですが大丈夫でしょうか。
アストラゼネカ社のワクチンでは、稀に珍しいタイプの血栓症が起きるという報告がありますが、適切な診断・治療方法も報告されています。なお、ファイザー社やモデルナ社のmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンについては、現時点において、血栓症の発症との因果関係は明らかとされていません。
ワクチンを接種すると心筋炎や心膜炎になる人がいるというのは本当ですか。
新型コロナワクチン接種後、頻度としてはごく稀ですが、心筋炎や心膜炎になったという報告がなされています。軽症の場合が多く、心筋炎や心膜炎のリスクがあるとしても、ワクチン接種のメリットの方が大きいと考えられています。
ワクチン接種後に遷延する症状(いわゆる後遺症)が生じるのでしょうか。
現時点において、ワクチンが原因で接種後に遷延する症状(いわゆる後遺症)が起きるという知見はありませんが、接種後の遷延する症状を含めた副反応が疑われる症状について実態把握をする研究に取り組んでいます。
ワクチンを受けた後に熱が出たら、どうすればよいですか。
ワクチンによる発熱は接種後1~2日以内に起こることが多く、水分を十分に摂取し、必要な場合は解熱鎮痛剤を服用するなどして、様子をみていただくことになります。
高齢者で一番多い副反応は何でしょうか。
高齢者で一番多い副反応は、若年者同様、接種部位の痛みです。その他、頻度の高い副反応として、倦怠感、頭痛、悪寒、筋肉痛、関節痛、発熱などがありますが、たいてい数日以内で回復していることが確認されています。
ワクチン接種後の副反応はどこに相談したらよいですか。
まずは身近な医療機関や接種を受けた医療機関で診ていただくことになりますが、身近に医療機関が無い方を含め副反応について相談いただけるよう、窓口等の設置を各都道府県にお願いしています。また、受診や相談の結果、必要と判断された場合に、専門的な医療機関を円滑に受診できるよう、体制を確保しています。
副反応による健康被害が起きた場合の補償はどうなっていますか。
健康被害が予防接種によるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。
接種後に起きた症状とワクチンとの因果関係の考え方について、副反応疑い報告制度と健康被害救済制度では、どうなっていますか。
副反応疑い報告制度では医学・薬学的観点から総合的に判断し、健康被害救済制度では厳密な医学的な因果関係を必要としない等、考え方に違いがあります。前者の制度で評価できないとされた事例でも、後者の制度で認定される場合があります。

新型コロナワクチン
コールセンター

国内からおかけいただく場合
(フリーダイヤル)

0120-761770
海外からおかけいただく場合
(通話料がかかります)

(+81)50-3734-0348
対応言語
日本語英語中国語韓国語
ポルトガル語スペイン語タイ語ベトナム語
受付時間(土日・祝日も実施) ※日本時間
日本語英語中国語韓国語ポルトガル語スペイン語 9時00分~21時00分
タイ語 9時00分~18時00分
ベトナム語 10時00分~19時00分
聴覚に障害のある方は、
一般財団法人全日本ろうあ連盟ホームページ
ご覧ください。