mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン接種後、数日から1週間後くらい経ってから、接種した腕のかゆみや痛み、腫れや熱感、赤みが出てくることがあり、いわゆる「COVIDアーム」(または「モデルナアーム」)と呼ばれています(※1、※2)。ほとんどがモデルナ社のワクチンで報告されています(※3)が、ファイザー社のワクチンでも稀に起こります。
不快ではありますが、健康に害はなく、数日で自然に治ると報告されています。1回目の接種後にこのような症状が出た場合でも、基本的には2回目の接種を受けてもよいとされています。原因は、T細胞という免疫細胞が反応することにより起こる炎症と考えられています。
発疹がかゆい場合は冷やす、あるいは抗ヒスタミン剤やステロイドの外用薬(軟膏等)を塗ると、症状が軽くなります。こうした成分は、市販の虫刺されの薬などにも含まれています。
もし、痛みがひどいときは、アセトアミノフェンやロキ
(参考資料)
「モデルナアーム」(遅延性皮膚反応)の例(
※1:CDC. What to Do If You Have an Allergic Reaction after Getting a COVID-19 Vaccine.
※2:N Engl J Med. 2021; 384:1273-1277
(Delayed Large Local Reactions to mRNA-1273 Vaccine against SARS-CoV-2)
※3:J Am Acad Dermatol. 2021;85:46-55.
(Cutaneous reactions reported after Moderna and Pfizer COVID-19 vaccination: A registry-based study of 414 cases)
※4:N Engl J Med. 2021; 384:403-416.
(Efficacy and Safety of the mRNA-1273 SARS-CoV-2 Vaccine)
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