オミクロン株対応2価ワクチンは、mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンの一つで、従来株(新型コロナウイルス感染症発生時の株のこと。オリジナル株、起源株ともいいます。)とオミクロン株の2種類の、スパイクタンパク質の設計図となるmRNAを成分として含む「2価ワクチン」です。従来のワクチン(従来株のmRNAのみを成分として含む「1価ワクチン」)と比較して、オミクロン株に対する重症化予防効果や、短い期間である可能性はあるものの、感染予防効果、発症予防効果がそれぞれ強いことが期待されています。
また、異なる2種類の抗原(体内で免疫反応を誘導する物質)があることにより、誘導される免疫も、より多くの種類の新型コロナウイルスに反応するため、今後の変異株に対しても有効である可能性がより高いと期待されています。
オミクロン株対応2価ワクチンには、BA.1対応型とBA.4-5対応型があります。BA.1、BA.4-5は、いずれもオミクロン株の種類(亜系統)であるため、BA.1対応型であっても、BA.4-5対応型であっても、現在流行の中心であるオミクロン株に対しては、1価ワクチンを上回る効果が期待されています。
現在、各ワクチンはそれぞれ以下の方に対して接種することが可能となっています。
※前回の接種から3か月以上の間隔をあける必要があります。
各ワクチンの有効性についてはこちらを、安全性についてはこちらをご覧ください。
(*)乳幼児(生後6か月~4歳)接種の初回接種は3回で1セットです。
(参考資料)
ファイザー社のオミクロン株対応2価ワクチンの特徴等(第37回及び第38回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料より抜粋)
モデルナ社のオミクロン株対応2価ワクチンの特徴等(第37回、第40回及び第42回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料より抜粋)
追加接種に係る前回の接種からの接種間隔と有効性について等(第39回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料より抜粋)
小児用のオミクロン株対応2価ワクチンについて(第45回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料より抜粋)
日本語・英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語 | 9時00分~21時00分 |
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