現在、日本ではファイザー社、モデルナ社、及び武田社(ノババックス)のワクチンが、予防接種法に基づく接種の対象となっています。いずれのワクチンも、海外で数万人単位の大規模な臨床試験が実施されており、発症予防効果は、2回目の接種から一定の期間において、ファイザー社のワクチンが約95%、モデルナ社のワクチンが約94%、武田社のワクチン(ノババックス)が約90%と、高い効果が確認されています。
現在、日本で接種可能なワクチンは、いずれも、ワクチンを接種するメリットが、副反応のリスクを上回るため、接種をおすすめしています。
なお、ファイザー社及びモデルナ社のワクチンについて、初回(1回目・2回目)接種後24週までの効果を比較した疫学研究の結果によると、モデルナ社のワクチンの方が、ファイザー社のワクチンよりも、感染予防、発症予防、及び重症化予防の効果が有意に高かったとの報告もあります(※)。
ここで、これらのデータはオミクロン株が流行する前のものであることに留意する必要があります。オミクロン株に対する有効性についてはこちらをご覧ください。
(参考資料)
初回シリーズにおけるモデルナ社及びファイザー社ワクチンの有効性について(第27回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料より抜粋)
※N Engl J Med 2021; Dec
(Comparative Effectiveness of BNT162b2 and mRNA-1273 Vaccines in U.S. Veterans)
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