組換えタンパクワクチンである武田社のワクチン(米国ノババックス社から技術移管を受けて武田薬品工業株式会社が国内で生産、流通を行うもの)は、新型コロナウイルスの表面にあるスパイクタンパク質の遺伝子をもとに作られた組換えタンパク質をナノ粒子化した製剤で、免疫の活性化を促進するためのアジュバントが添加されています。本ワクチンの接種により組換えスパイクタンパク質がヒトの細胞内に取り込まれると、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、新型コロナウイルスによる感染症の予防ができると考えられています。また、組換えタンパクワクチンは不活化ワクチンの一種であり、日本においても、B型肝炎ウイルスワクチンなど、他のワクチンでの使用実績があります。
これまで予防接種法に基づき日本で接種が進められてきた新型コロナワクチンには、mRNAワクチンであるファイザー社及びモデルナ社のワクチンのほか、ウイルスベクターワクチンであるアストラゼネカ社のワクチン(現在は接種が終了しています)がありましたが、令和4年(2022年)5月25日から、武田社のワクチン(ノババックス)が加わりました。なお、武田社(ノババックス)のワクチンは令和5年(2023年)12月25日をもって接種が終了しました。
武田社のワクチン(ノババックス)の詳細はこちらをご覧ください。
(参考資料)
武田社組換えタンパクワクチン(ノババックス)の特徴等(第31回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料より抜粋)
武田社ワクチン(ノババックス)の有効性・安全性、諸外国での接種状況等(第33回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料より抜粋)
武田社ワクチン(ノババックス)の有効性・安全性、諸外国での接種状況等(第40回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料より抜粋)
武田社ワクチン(ノババックス)の接種について(第45回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料より抜粋)
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