妊娠中、授乳中、妊娠を計画中の方も、新型コロナワクチンの接種を受けていただけます。
妊娠中、授乳中の方:
国内外の研究において、ワクチン接種を受けた妊婦やその新生児に対して有害事象の増加はなく、ワクチン接種を受けていない妊婦と比べて、流産、早産、新生児死亡の発生率に差はなかった、と報告されています(※1、※2)。また、妊娠中に接種したワクチンによってつくられた抗体は、臍帯を通じて胎児へ移行し、生まれた後に新生児を感染から守る効果が期待されます(※2、※3)。諸外国の統計では、妊娠中のワクチン接種は新生児の入院リスクを減少させるという報告もあります(※4)。なお、ワクチン自体が母乳に移行する可能性は低く、万が一mRNAが母乳中に存在しても、子どもの体内で消化されることが予想され、影響を及ぼすことは考えにくいと報告されています(※2)。
妊娠を計画している方:
現時点では生殖器に悪影響を及ぼす報告はなく、ワクチン接種を受けるために妊娠のタイミングを変更する必要はないと考えられています(※5)。
(参考資料)
リーフレット「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策~妊婦の方々へ~」(厚生労働省)
接種後の解熱鎮痛薬の服用に関するQA(厚生労働省)
女性のみなさまへ 新型コロナウイルスワクチン(mRNAワクチン) Q&A(日本産婦人科感染症学会)
※1:N Engl J Med.2021; 384:2273-2282
(Preliminary Findings of mRNA Covid-19 Vaccine Safety in Pregnant Persons)
※2:Expert Rev Vaccines. 2021 : 1-10. Published online 2021 Oct 11.
(COVID-19 vaccination in pregnant and lactating women: a systematic review)
※3:American Journal of Obstetrics and Gynecology. 2021 March, Epub
(Coronavirus disease 2019 vaccine response in pregnant and lactating women: a cohort study)
※4:CDC:Morbidity and Mortality Weekly Report (MMWR)
(Effectiveness of Maternal Vaccination with mRNA COVID-19 Vaccine During Pregnancy Against COVID-19 - Associated Hospitalization in Infants Aged <6 Months - 17 States, July 2021 - January 2022)
※5:CDC. Interim Clinical Considerations for Use of mRNA COVID-19 Vaccines Currently Authorized in the United States
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